私の彼はオイルの血

「なんのようよ!」


「この学校、デッカイ古墳の敷地と合体してるから無駄に広いな。体育館なんか3つもあるんだぜ」


「だから何よ?」


「初めはさ!卓球部かなぁ?って思ったの。小柄じゃん」


「ハァッ?!
こんな所にまで来て私をバカにしたいの?」


「朝練してたっぽいからさ、色々な部活に聞いて、おまえを探したんだよ」


「なんで私を探すのよ!」


「え?………なんでって……?」



「………」
私の事をジッと見つめる。

何よ?謝罪でもするっていうの?



「俺………」