「助動詞の使い方なんだけど、間違ってるよ」
「あー、本当だ! やっぱり駿府君はすごいなー」
いくじなしの僕は、そうやって話題をそらすしか無い。
失敗が怖いから、臆病になっている。
中学受験の時にしてしまった失敗は、取り返すのが難しい。
ルナちゃんとの関係もそう、1度選択肢を間違えたら、きっと難しくなる。
このまま、ただの仲間として接していれば、僕のザワザワとした気持ちは薄くなって行き、最後は消えて行くだろう。
「駿府君、ありがとう! 」
「うん、じゃあまたね」
陸橋の上で別れ、坂を下る彼女を見送る。
今夜は、あの時のような月が出ていなかった。
「あー、本当だ! やっぱり駿府君はすごいなー」
いくじなしの僕は、そうやって話題をそらすしか無い。
失敗が怖いから、臆病になっている。
中学受験の時にしてしまった失敗は、取り返すのが難しい。
ルナちゃんとの関係もそう、1度選択肢を間違えたら、きっと難しくなる。
このまま、ただの仲間として接していれば、僕のザワザワとした気持ちは薄くなって行き、最後は消えて行くだろう。
「駿府君、ありがとう! 」
「うん、じゃあまたね」
陸橋の上で別れ、坂を下る彼女を見送る。
今夜は、あの時のような月が出ていなかった。


