サワーチェリーパイ 6ピース

問題は髪型だ、この坊ちゃん刈りでは……。


部屋の隅に置いてある鏡を見ながら、あれこれとジェルで形を変えるけれど、どう見てもサマにならない。


こんな事、している場合じゃないのに。


何を気にしているんだ、僕は。


もういい、普段のままで行こう。


ジェルを放り出し、急いで家を出る。


自転車をこいで公園へ到着すると、もうルナちゃんは来ていた。


しかも、ジャージで。


お洒落な服とか思って、張り切った自分が恥ずかしい。


「駿府君! 」
「あ、おはよう」
「バトミントンやれる? その服で」


意識なんかしてもらってないんだ、僕は。