サワーチェリーパイ 6ピース

そんな状態が続き、迎えた日曜日。


いつものように朝7時に目を覚まし、着替えようとしてクローゼットを開ける。


中身は当然、母の選んだ服ばかり。


何を着ればいいんだろう、この中から。


デートじゃないんだから、何を着ても一緒だ。


でも変な服は嫌だ……。


ああでもないこうでもないと悩みながら、服を選んで、ボタンダウンのシャツにニットベスト、チノパンツという組み合わせに着替えて時計を見ると8時。


1階に降りると母が変な顔をする。


「学さん、どうかされたの? いつもより30分遅いけれど」
「いえ……」


怪しまれないように、さっさと朝食を済ませ、再び部屋に戻り勉強。


が、手につかない。