サワーチェリーパイ 6ピース

優しく肩を抱き寄せ、家の敷地から連れ出し、里山の中にある滝の前へと向かう。


ここならきっと誰も来ないし、いくら彼女が泣いたって平気だから。


「アーリオ……」
「ナイテイイヨー」


いくらでも、好きなだけ泣いていい。


辛かったから、1人じゃいられなくて僕を呼んだんだよね。


いいよ、女の子を助けるのは男の仕事だから。


優しく肩を抱いたまま、並んで座りながら僕は滝を見ていた。