サワーチェリーパイ 6ピース

「アーリオっ! 待ってよ」


見上げると、桃ちゃんはパジャマのまま。


どうしたんだろう、僕を呼び止めて。


「モモチャン、マッテルヨー」
「ありがとう! すぐ行くから」


家の中でドタドタと音がして、ものの10分で桃ちゃんが降りて来た。


こんなに支度の早い女の子なんて、初めてだ。


僕の彼女達は、オシャレにかなり時間をかけているから、デートの待ち合わせをしても、平気で1~2時間は遅れるというのに。