サワーチェリーパイ 6ピース

一度、バレそうになって慌てたけど。


いや、2度だったかな?


そんな事を考えながら、窓の外を眺めていると、桃ちゃんの部屋の灯りが見える。


おばあちゃんの家のすぐ隣が、桃ちゃんの家。


この時間に灯りが点いているという事は、デートも済んだのだろう。


ぼんやりと窓を見ていたら、急にカーテンが開き、桃ちゃんが顔を出す。



「アーリオ」
「ナーニ? モモチャン」
「なんでもない」


サーッとカーテンが引かれたけれど、僕の目は見逃さなかった。


彼女の瞳に、涙が溜まっていたのを。


何かあったのかな、もしかして。