サワーチェリーパイ 6ピース

包み紙を開けて、まず女の子に差し出すのは常識。


「ドウゾ」
「え、いいの? 」
「レディーダカラ」


僕の一言で、パッとほほを染めた桃ちゃんは、本物の桃のように見えた。


思わず、ほほへ唇を寄せると、もっと色が赤くなって熟したネクタリンみたいになる。


「やだ……恥ずかしい」
「キスハアイサツ」


可愛かったから、唇にも……。


つい下心が出て、アゴを持ち上げたら横を向かれた。


「アーリオ、日本じゃね好きな女の子としかキスしちゃダメなの」
「オー」
「私、カレシいるから、ごめんね」


思いっきりフラれた、この僕が……。