サワーチェリーパイ 6ピース

ステージが始まり、歌手を目指す女の子達が続々と登場して来る。


その中に、ここちを見つけて晴斗は口をおさえた。


だよな、フラれた女がいりゃあ。


「どうしたの? 晴斗君」
「なんでもない、うん」


なんでもあるだろうが、お前は。


他の女のヘタクソな歌が終り、いよいよここちの順番になる。


『14番 ここち、歌います! 』


正直な話、緊張していたのかちょっと声が震えていた。


しかし、これまで歌っていた女の中ではここちが一番だ。