サワーチェリーパイ 6ピース

「笑った三次は、もっとかっこいいよ」
「そうか? 」
「あたしね、三次が笑ったトコ見たことなかったから、嬉しいよ。やっと、2人のココロがつながったなって気がするから」
「バーカ」


だから俺に全てを許さなかったんだ、ここちは。


顔からドロを払い、深く深くキスをした。


俺はもう前から、お前に全てを許してるよ、心から。


そう伝えるために。


ここちもそれに気付いたようで、ギュッと抱きつく。


「三次、愛してる」


歌うような声でささやかれ、俺は包まれる。


それから2人きりの場所で聞いたここちの歌は、これまでの俺を清めてくれた。