サワーチェリーパイ 6ピース

そんな出来事があっても、なぜか完全に関係を切れない不思議な女で、俺はだんだんここちと過ごす時間が楽しみになって来た。


ある日の放課後。


試験がお互いに終って、一緒に電車で鎌倉に出かけた。


季節は秋、制服のまま。


海岸に到着すると、ここちが用意してくれていた弁当を食べる。


「朝、がんばって作ったんだ! 」
「へぇ、まずそうだな」


感想通り、フタを開けた時に目撃した中身は


『皮のズルむけたプチトマト・ちゃんと圧縮していないサンドウィッチ・ゆで過ぎてグダグダになったブロッコリー』


が入っていた。