否定しようと頭を横へ振ったその時、唇に柔らかいものを感じた。
「これであきらめるね、ゴメン。三次君」
キスだった、ここちからの。
それは何だかしょっぱい味がして、見上げるとここちの大きな瞳から滴が落ちている。
「な、なにすんだよ……」
「ありがとう、じゃあ」
後姿を見せて公園から走り去ろうとするここちを、俺は無意識に追いかけて抱きしめてしまった。
なんだかよくわからないけれど、そうしたくなったから。
「行くな……」
「さ……三次君? 」
「ここち、行くな」
そして、俺は自分でキスをしてしまった。
これが、ここちと俺の始まり。
「これであきらめるね、ゴメン。三次君」
キスだった、ここちからの。
それは何だかしょっぱい味がして、見上げるとここちの大きな瞳から滴が落ちている。
「な、なにすんだよ……」
「ありがとう、じゃあ」
後姿を見せて公園から走り去ろうとするここちを、俺は無意識に追いかけて抱きしめてしまった。
なんだかよくわからないけれど、そうしたくなったから。
「行くな……」
「さ……三次君? 」
「ここち、行くな」
そして、俺は自分でキスをしてしまった。
これが、ここちと俺の始まり。


