小さい頃にお母さんが事故で死んじゃって。


それからはお父さんがずっと男で一つで育ててきてくれたの。


お父さんは清嵐(せいらん)っていう全国No.1の暴走族の総長をやってたんだ!
(もちろん正統派だよ〜)


凄く強くて、みんなに優しいお父さんはみんなから尊敬されてた。


私達もお父さんの事が大好きだった。


でも、お父さんは私達を置いてけぼりにして、お母さんの所に行っちゃった…


道路に飛び出した子供を助けるために自分が身代わりになったんだって、


病院に運ばれて、最後の最後…
死ぬ直前に、こう言ったの


「真尋、真春。清嵐を頼む…
お前らを、20代目の総長にする…」


ってね。