そうして乗り込んだタクシーの中にはエンジン音だけが響いている。
秋ちゃんは何かを考えるかのように窓の外を眺めながらさっきから黙ったままだ。
とりあえず、お礼を言うべき?
お姫様抱っこに突っ込むべき?
この花はなんなのか聞くべき?
「足、大丈夫か?」
何から話すべきかと決めかねていると、先に秋ちゃんが口を開いた。
「あ、うん。少し挫いただけだから…湿布でも貼って寝たら明日の朝には治ると思うよ」
心配させないように笑顔を作って、横にいる秋ちゃんを見上げる。
ヒールが折れて足を挫くなんて、いつもならきっと笑い話になる。何やってるんだよって笑って。
だけど今、私を見つめる秋ちゃんの瞳にはそんな感情は一ミリも含まれていない。
心から私を心配している、そんな瞳だ。
「そっか」そう微笑みながら秋ちゃんがぽんっと私の頭の上に手を置いた。
聞きたいことはたくさんあったはずなのに、そのどれもが違う気がして。
結局言葉が続かなくて、秋ちゃんの言葉を最後にまた会話が途切れてしまう。
秋ちゃんは何かを考えるかのように窓の外を眺めながらさっきから黙ったままだ。
とりあえず、お礼を言うべき?
お姫様抱っこに突っ込むべき?
この花はなんなのか聞くべき?
「足、大丈夫か?」
何から話すべきかと決めかねていると、先に秋ちゃんが口を開いた。
「あ、うん。少し挫いただけだから…湿布でも貼って寝たら明日の朝には治ると思うよ」
心配させないように笑顔を作って、横にいる秋ちゃんを見上げる。
ヒールが折れて足を挫くなんて、いつもならきっと笑い話になる。何やってるんだよって笑って。
だけど今、私を見つめる秋ちゃんの瞳にはそんな感情は一ミリも含まれていない。
心から私を心配している、そんな瞳だ。
「そっか」そう微笑みながら秋ちゃんがぽんっと私の頭の上に手を置いた。
聞きたいことはたくさんあったはずなのに、そのどれもが違う気がして。
結局言葉が続かなくて、秋ちゃんの言葉を最後にまた会話が途切れてしまう。

