「あの、秋ちゃん?私のこと好きなの?」
「何回も言わせんなよ」
この際だから言うけど…そう切り出して、秋ちゃんは言葉を続けていく。
「俺は茜があいつと別れてくれたら嬉しいと思ってる。茜のことが好きだけど、お前には彼氏がいるから我慢してる」
「…っ」
「だけど」
瞬間、秋ちゃんの声が低くなり真っすぐな瞳に射貫かれる。
「お前があいつのせいで泣いてるなら、俺はもう遠慮なんてしない。以上」
――初めて、秋ちゃんのことを男の人だと意識した。
今までそんな気持ちで秋ちゃんのことを見たことはなかったから。
「い、言うだけ言って以上って…」
「これでも焦ってるんだよ。こんな形でいうつもりなんてなかったし…」
気まずそうに頭を掻きながら目を合わせてくれない秋ちゃんの頬は心なしか赤みを帯びていて、それが秋ちゃんの思いが本気であることを感じさせた。
「あーもう。弱ってる今のお前をどうこうするつもりはないから気にすんな!忘れろ!」
「忘れろって、無理!」
「無理じゃない」
「そんな勝手なっ」
いつもの調子で言い返そうとした私の言葉は、伸びてきた秋ちゃんの両手に頬を挟まれる形で遮られた。
「黙らないとキスするぞ」
近づいた秋ちゃんの瞳が意地悪に細められる。
「っ…どうこうするつもりないって言ったじゃない」
「お前が言うこと聞かないなら話は別だ」
口を噤んだ私の様子を確認すると、秋ちゃんは満足したように口角を上げて笑いながら私の両頬を解放した。
「何回も言わせんなよ」
この際だから言うけど…そう切り出して、秋ちゃんは言葉を続けていく。
「俺は茜があいつと別れてくれたら嬉しいと思ってる。茜のことが好きだけど、お前には彼氏がいるから我慢してる」
「…っ」
「だけど」
瞬間、秋ちゃんの声が低くなり真っすぐな瞳に射貫かれる。
「お前があいつのせいで泣いてるなら、俺はもう遠慮なんてしない。以上」
――初めて、秋ちゃんのことを男の人だと意識した。
今までそんな気持ちで秋ちゃんのことを見たことはなかったから。
「い、言うだけ言って以上って…」
「これでも焦ってるんだよ。こんな形でいうつもりなんてなかったし…」
気まずそうに頭を掻きながら目を合わせてくれない秋ちゃんの頬は心なしか赤みを帯びていて、それが秋ちゃんの思いが本気であることを感じさせた。
「あーもう。弱ってる今のお前をどうこうするつもりはないから気にすんな!忘れろ!」
「忘れろって、無理!」
「無理じゃない」
「そんな勝手なっ」
いつもの調子で言い返そうとした私の言葉は、伸びてきた秋ちゃんの両手に頬を挟まれる形で遮られた。
「黙らないとキスするぞ」
近づいた秋ちゃんの瞳が意地悪に細められる。
「っ…どうこうするつもりないって言ったじゃない」
「お前が言うこと聞かないなら話は別だ」
口を噤んだ私の様子を確認すると、秋ちゃんは満足したように口角を上げて笑いながら私の両頬を解放した。

