不良vs干物女

すると薫はそいつの耳もとで言った。


「俺はよ。もう大切なもの失うわけにはいかねぇんだわ。」


そう言って自分のお腹にナイフを刺した。


「お、おい!」


焦った男たちは逃げて行った。


「か、薫!!!起きて!ねぇ薫!」


薫はそのあと救急隊員に病院へと運ばれた。


薫は何日も目を覚まさなかった。


たくさん人が来たけど。


「ねぇーちゃん帰ろう。」