薫サイド


ちょっとからかったら面白かった美玲は頬を膨らませて怒っていた。


その姿が可愛くて俺、どうしたんだ。


夕日に向かって俺はつぶやいた。


俺は思った以上に美麗に惚れているらしい。


いままで真面目に恋愛したことなんてなかったのに。


でも美麗のことは大事にしたいって素直に言えるのはきっと美麗のおかげだとと思う。