そう言ってクラスのみんなの前でだだをこねるのは身長180センチの長身のイケメン、いや馬鹿。


「あんたね!いい加減にしなさいよ!クラスの人が頼んでるんだから力になってあげなさいよ!」


そう言って私は薫の頭を叩く。


「いてぇ!美玲!暴力反対!美玲のキスあれば頑張るって!」


はぁー。幼稚園児じゃないのに。めんどくさいな。


私は覚悟を決めて薫の頬にキスした。


頬にキスされた薫はされると思っていなかったのかびっくりして目を見開いている。


「頑張ってくれる?」


すると薫はニコニコしながら言う。


「じゃあ一位になったら口にキスね?」


そう言って私のおでこに軽くキスを落とした。