そして数分後綺麗な紙袋にチョコレートの入った箱を持って近くの海に出た。


ドラマのような流木が置いてあり私と弘光くんはそこに座った。


私が口を開かないでいると弘光くんは言った。


「プラネタリウムは冗談だよ。もともとここに連れてくるつもりだった。」


「うん。」


私はただ一言そう言うと彼はさっき買ったチョコレートを出して箱を開ける。


そこにはきらびやかな宝石のようなチョコレートが広がっていた。


「食べてみな?」


食べると甘酸っぱい木苺の味。