そんなこんなで気づけばあっという間の登校日。
男子校である虹ヶ丘高校に挨拶へ行くとあちらも待ちくたびれたらしく笑顔で対応してくれた。
「麗音のお姉さんめっちゃ綺麗になりましたね!」
そんな声が多い中1人だけボソッと言った。
「外面よくたって中身伴ってなかったら結局ブスと同じだろ。」
な、なにこいつ。
「やめろよ!薫!こいつわざとじゃないんだけどねって俺はこいつの友達の神崎 雪弥よろしくね?美麗ちゃんに小夏?」
この人は知ってる。小夏の彼氏。
文武両道で一途。小夏の自慢の彼氏。
背が高くて明るくて爽やかな雪弥くんを横目に隣のやつは。
背が高くて気だるそうに言うその人は目に髪の毛がかかって顔がよく見えない。
でも雰囲気はイケメンだ。
「失礼ね。あんたみたいなどんくさそうなのに言われたくないわよ!」
私も負けじと言い返すと小夏が止める。
「美麗もやめなって!ほっとこ!こんな人!」
そう言って去ろうとする私たちにその男は続ける。
男子校である虹ヶ丘高校に挨拶へ行くとあちらも待ちくたびれたらしく笑顔で対応してくれた。
「麗音のお姉さんめっちゃ綺麗になりましたね!」
そんな声が多い中1人だけボソッと言った。
「外面よくたって中身伴ってなかったら結局ブスと同じだろ。」
な、なにこいつ。
「やめろよ!薫!こいつわざとじゃないんだけどねって俺はこいつの友達の神崎 雪弥よろしくね?美麗ちゃんに小夏?」
この人は知ってる。小夏の彼氏。
文武両道で一途。小夏の自慢の彼氏。
背が高くて明るくて爽やかな雪弥くんを横目に隣のやつは。
背が高くて気だるそうに言うその人は目に髪の毛がかかって顔がよく見えない。
でも雰囲気はイケメンだ。
「失礼ね。あんたみたいなどんくさそうなのに言われたくないわよ!」
私も負けじと言い返すと小夏が止める。
「美麗もやめなって!ほっとこ!こんな人!」
そう言って去ろうとする私たちにその男は続ける。