ため息をつくとくすくすと笑い声が聞こえた。


目の前を見るととんでもないイケメンがいた。


長身で髪は茶髪で耳にピアスが2つ開いていて顔は整っている。


「君さっきから俺ここにずっといるけど気づいてる?すごいため息5回目だけど。」


嘘。私はその言葉を聞いて慌てて立ち上がった。


「すみません。どうぞお使いください。」


頭を下げていこうとする私にその人は私の腕を掴み自分の方へ寄せた。


気づくとその人の顔がとても近くにあることに気づく。


「君、三國 美麗ちゃんでしょ?俺のことわかる?」


そう言われこんなイケメン私は知らないと思った。


「すみません。存じ上げません。」


そうするとその人はさらに笑いながら言う。


「俺、同じクラスの青山 悠介。俺のこと知らないなんてすごいね。」


そう笑う青山くんに私はドヤ顔でいう。


「私、好きな人がいてその人しか男子は見えないというか他は霞んで見えるといいますか。」