不良vs干物女

さっき薫に言われてうざいからもう来ないでの言葉が離れない。


こんなにも好きって気付いたのに。


無視し続けていることに怒ったそいつらは私に殴りかかろうとする。


気付いたら肩を抱きせられていた。


「ごめんね?この子俺の彼女だからやめてくれる?」


冷ややかな声でそういった人は私をかばってくれた。


「ダメだよ?夜に1人でこんな暗い道歩いちゃ。」


そういって彼は私の頭に手を置いてわしゃとっすると手をひらひら振りながらどこかへ行ってしまった。


きちんとお礼言えば良かったと思ってももうそこに彼はいなかった。