イケメンはイケメンなのだろうけどどっちかというと美形だ。


「なぜあのとき俺を助けた!?」


そう大声で叫ぶとそいつは俺の胸ぐらを掴んで静かに言った。


「美麗様の笑顔を見るためだ。別にお前には興味はない。」


美麗様…?


「美麗ここに来たのか!???」


俺がそいつに聞くと静かに話し始めた。


この場所は三國家の屋敷で美麗のじいちゃんの家で俺と関わると美麗が不幸になることを心配した美麗のじいちゃんは俺を助ける代わりに今後一切もう合わないことを約束させたらしい。


「なんだよそれ…。」


俺が呆然としているとそいつは俺に一通の手紙を渡した。


そこには達筆な字で向井 薫様と書かれていた。