きっと小夏も離れてしまうそう思ったのに。



小夏はそっと私を抱き寄せて力強く抱きしめた。


「ごめん。そんなこと考えてたの!?私だてに何年も美麗の親友やってないよ!」


泣きながらそう言ってくれた小夏に抱きしめる力を私も強めて泣くことしかできなかった。


どんなに薫に会いたくてももう会えないのだから。


でも会いたい。