不良vs干物女

それを守るように昔から言われていたのは翠だった。


私は通る屋敷の前につく。


震える私の手をそっと握るのは翠の役目になっていた。


「大丈夫ですよ。お嬢様。おじいさまも美麗様に会いたがっておられましたから。」


そう言われると緊張がほぐれて自分らしくいられる気がした。


門が開きゆっくりと屋敷の中へ足を踏み入れると。


私は頼んでいたことを言うとメイドらしき人はおじいさまを呼ぶ。


「美麗!久しぶりじゃな!元気か?」


嬉しそうに抱きつくおじいさまに返事をしつつ私は要件を言った。


「それで向井 薫という人物は見つかりましたか?」


するとお爺様はメイドに一声かける。