旭サイド


ご近所さんに家を継ぐので挨拶をすることになって挨拶回りをした時、俺の後ろ女性が通った。


でも雰囲気でわかった。


「もしかして美麗?」


そういうと美麗は少し驚いた顔をしてそのあと俺の名前を呼んだ。


「あ、旭!???」


美人になった。それが率直な感想だった。


着飾らなくても綺麗な美麗は俺の父もお気に入りだ。


お風呂上がりだからかとても色っぽく見える。


俺の会いたかった人。成長を伝えたい人。


大好きと伝えられなかった人。


そして今も好きな人。


するとそこへ長身の男がスキップをしながら美麗を呼んでこちらへと向かってくるのが見えた俺は美麗を抱きしめた。


その男は俺を見て怪訝そうな顔をする。