不良vs干物女

そのあと私たちは大広間に集められルールと合宿中の説明を受けた。


自炊をして自分たちで食べること。


その間携帯は没収。


勉強もしっかり置かない自由時間は街へ出かけること。


でもごくごく当たり前だ。


私たちは早速着物に着替えた。


「よく似合うね!美麗!」


私の方を抱こうとする薫の手を私は遠慮なく叩く。


「汚い手で触らないでって言ったでしょ?前髪おばけ?」


そういうと拗ねた子犬のように雪弥くんに抱きつく。


「ゆきやー!なんか美麗がいじめてくる。」


抱きつかれた雪弥くんは困った顔をしていった。


「俺は抱きつかれるなら女がいい。男の趣味はねーよ!」


そう言って2度バシッと叩かれていた。


「さて!街へ出かけますか!」


そう言って京都の町へと私たちは向かった。