嵐のように現れて嵐のように去っていった。


面白い奴だと思った。


だから俺はそれ以来喧嘩もやめて制服もある程度着崩しはするけど前よりはしなくなってきちんと学校に行くようになった。


多分。美玲の言葉のおかげなんだ。


そんな美麗と再会した。


まさか共学になるなんて思わなかったけど再会した美麗は美人になってた。


ちょっかいを出したくなった。


多分俺は幼稚かもしれないけど少しでも視界に入りたかった。


だからブスって言った。


本当は思っていないのだけど。


「ありがとうね!向井くん!」


そしておばあちゃんの家まで荷物を届けるといきなり美麗は俺の手を引っ張ってとあるカフェに連れてきた。