「じゃあ早速球技祭の委員を決める。誰かやりたい人いるか?」


すらりとしているけどメガネをかける姿どこ知的で生徒から高い指示を集めているうちの担任の爽やかな声が響く。


「じゃあ俺とこいつでやります!あと雪弥と小夏ちゃんで!」


前髪おばけやるんだ。委員。


そう思っていると先生は嬉しそうに言った。


「そうか!じゃあ三國と向井、七島と神崎よろしくな?」


「は、はい!?」


「ちなみに交代とかなしな?もうまた決めるのめんどくさいからよろしく!」


そう言ってウィンクをしてホームルームを終えた。


私は後ろの席に振り向き文句を垂れる。


「なんでよ!私やるなんて言ってない!」


そう私が頬を膨らませて怒っていると私の頬をぷにっと掴んで楽しんでいる向井くんがいた。


「いいじゃん!せっかくなんだし!」


「なんで私があんたなんかと。他のメンバーはいいとしても。」


そういうと向井くんは言った。


「外面美人じゃないなら中身で勝負してくれるんだよね?美麗?」