「そういえばさぁ、満留ちゃんたちは何組だったの?」 冬磨くんがふと思い出したように聞いた。 私が沙央里に視線を向けると、沙央里はああと頷いた。 「私も満留もAクラスよ」 私はホッと胸を撫で下ろした。 この学校は成績でクラスが分けられるため、競争が激しい。 そんな中でAクラスに居続けるのは結構大変だったりする。 「マジで!?俺らと同じクラスじゃん♪」 ・ 俺らってことは、夏木くんも一緒なんだ。