「ありがとうな、毎日来てくれて普段通りに接してくれて。……知花だって辛いのに」
「ユウくん……」
ハニカム笑顔に涙が溢れそうになってしまった。それを必死に抑える。
「俺も知花も一馬も、美野里を失った悲しみは同じなのに、知花にばかり無理させてごめん。……弱くてごめんな」
「ごめん」を繰り返すユウくんに、首を横に振った。
そんなことにない。だから謝らないでほしい。
けれど涙を堪えるだけで精いっぱいで首を振ることしかできなかった。
「俺……新学期には間に合わないけど、あと少ししたら退院できるって言われたから、そうしたら俺もいっしょに一馬に会いにいくよ。手紙だけじゃだめだ、やっぱりちゃんと会わないと」
「……うん」
堪え切れず涙がポロッと零れ落ちてしまった。
ずっと一馬の家に通っているものの、一度も一馬に会えていなかった。その分一馬に手紙を書いている。
メッセージを送っても、一向に既読がつかないから。
「ユウくん……」
ハニカム笑顔に涙が溢れそうになってしまった。それを必死に抑える。
「俺も知花も一馬も、美野里を失った悲しみは同じなのに、知花にばかり無理させてごめん。……弱くてごめんな」
「ごめん」を繰り返すユウくんに、首を横に振った。
そんなことにない。だから謝らないでほしい。
けれど涙を堪えるだけで精いっぱいで首を振ることしかできなかった。
「俺……新学期には間に合わないけど、あと少ししたら退院できるって言われたから、そうしたら俺もいっしょに一馬に会いにいくよ。手紙だけじゃだめだ、やっぱりちゃんと会わないと」
「……うん」
堪え切れず涙がポロッと零れ落ちてしまった。
ずっと一馬の家に通っているものの、一度も一馬に会えていなかった。その分一馬に手紙を書いている。
メッセージを送っても、一向に既読がつかないから。