「おはよう、白雪ちゃん」

「おはようございます」

「おー白雪ちゃん今日もかわいいね」

「あ、ありがとうございます」


すれ違った人たちとあいさつを交わす。

子どもたちにつけてもらった白雪姫というあだ名が病院中に広まっているのだ。

1年ほどたつけれど、正直まだ照れくさい。

そんなことを思いながらも私はあいさつをする。


それが私の1日の始まりなのだ。