四月の半ば、予定通りに一週間の休みを貰った。
入る前は少しくらいダラダラしてやろう…と目論んでいたのに、連日引っ越し作業と挙式に向けた準備に追われ、少しもダラける暇もなく休日は残すところ後二日だけとなっている。
「マンションの荷物はほぼ実家と新居に送ったし、披露宴の招待状も郵送が全部済んだ、と。後は明日ホテルに下見に行って、披露宴会場とチャペルを案内して貰って……」
チェックリストを確かめながら、残りの準備の確認をする。
そんな私の目の前に湯気を立てた炊き込みご飯とロールキャベツの皿が置かれた。
「お待たせ。夕食にしよう」
黒いエプロンを外しながら椅子を引いて座るドクター。
私はチェックリストの紙を手離し、美味しそう…と皿の中身を見つめる。
「今日のは新キャベツを使ってるんだ。だから柔らかいと思うよ」
箸で食べられると言う彼に頷き、頂きます…と手を合わせる。
「ん〜!美味しい〜!」
ホワイトソースで煮込んであるロールキャベツは、ベーコンの旨味が効いている。
「航さんは本当に料理が上手よね」
入る前は少しくらいダラダラしてやろう…と目論んでいたのに、連日引っ越し作業と挙式に向けた準備に追われ、少しもダラける暇もなく休日は残すところ後二日だけとなっている。
「マンションの荷物はほぼ実家と新居に送ったし、披露宴の招待状も郵送が全部済んだ、と。後は明日ホテルに下見に行って、披露宴会場とチャペルを案内して貰って……」
チェックリストを確かめながら、残りの準備の確認をする。
そんな私の目の前に湯気を立てた炊き込みご飯とロールキャベツの皿が置かれた。
「お待たせ。夕食にしよう」
黒いエプロンを外しながら椅子を引いて座るドクター。
私はチェックリストの紙を手離し、美味しそう…と皿の中身を見つめる。
「今日のは新キャベツを使ってるんだ。だから柔らかいと思うよ」
箸で食べられると言う彼に頷き、頂きます…と手を合わせる。
「ん〜!美味しい〜!」
ホワイトソースで煮込んであるロールキャベツは、ベーコンの旨味が効いている。
「航さんは本当に料理が上手よね」