翌朝、オドオドしながら出勤した。
昨夜はあれ程落ち込んでいた割に朝まで夢も見ずにぐっすりと眠った。
多分ドクターが淹れてくれたブランデー入りのコーヒーのお陰だな、と思いながら朝食の準備を始め、ボンヤリと昨日のことを思い出してハッとした__。
(しまった!あの後、先生に何も言ってない!)
マズい…と思うのが遅過ぎると言うか。
今更何を言ってるんだという様な状況下で、職場へと足を運んできた訳だ。
(先生に会ったらどんな顔して挨拶すればいいの)
ここでも男性経験の皆無さが際立っている。
必要以上にドキドキしながら廊下を歩き、医務室のドアをノックして開けた。
「おはようございます」
暗めな声で挨拶しながら目線を前に向けると、常勤看護師が座るデスクの列に白衣を着た人の背中が見えてドクッと胸が疼いた。
「おはようございます。野々宮さん」
私の方に向いて座っている常勤看護師の青木さんが挨拶を返してくる。
私は慌てて視線を彼女に向け、ぎこちなくお辞儀をして入室した。
昨夜はあれ程落ち込んでいた割に朝まで夢も見ずにぐっすりと眠った。
多分ドクターが淹れてくれたブランデー入りのコーヒーのお陰だな、と思いながら朝食の準備を始め、ボンヤリと昨日のことを思い出してハッとした__。
(しまった!あの後、先生に何も言ってない!)
マズい…と思うのが遅過ぎると言うか。
今更何を言ってるんだという様な状況下で、職場へと足を運んできた訳だ。
(先生に会ったらどんな顔して挨拶すればいいの)
ここでも男性経験の皆無さが際立っている。
必要以上にドキドキしながら廊下を歩き、医務室のドアをノックして開けた。
「おはようございます」
暗めな声で挨拶しながら目線を前に向けると、常勤看護師が座るデスクの列に白衣を着た人の背中が見えてドクッと胸が疼いた。
「おはようございます。野々宮さん」
私の方に向いて座っている常勤看護師の青木さんが挨拶を返してくる。
私は慌てて視線を彼女に向け、ぎこちなくお辞儀をして入室した。