思い出のキミ

一目惚れだと思った。




この時の私は、何を思ったのか
周りは既にカップルだらけでそれに流されたのか、その日の夜にLINEで告白をした。


彼からしたら、急な事だっただろう。


告白をしようと決意したのは、
彼のLINEのタイムラインに

〝彼女募集中〟と書いてあったからだ。


「……こ、これは……本当なのかな…

彼女いそうだけど……一か八かで告白してみようかな……」


ドキドキしながらベッドの上で携帯をいじる。

一文字、一文字打つ指が震える。