思い出のキミ

____昼休み



いつも通り机を向かい合わせくっつけて
愛梨とお弁当を食べていると…


「お、藍川の弁当 美味そう!」


「もう〜、郁哉どっか行きなよ〜、日奈反応に困るじゃん……」


私は窓側から廊下側の壁に素早く貼り付いた。

「……え、日奈?」

愛梨は目を丸くしてこちらを見つめていた