4月___ 高校に入学してあっという間に1週間が 経ったある雨の日。 いつも通り6時に起きて 制服に着替え、朝ごはんを食べ家を出る。 「今日は1日雨か……憂鬱だなぁ…」 折りたたみ傘を差しバス停でバスを待っていると、見慣れた顔が隣に寄って来た。 それは_____ 「……よぉ」 「!?」 郁哉だった。