「ひ〜なぁ〜、何で私を置いていくの?」

「あ、ごめん…」

「さっきのは何だったの?階段の事といい、購買のパンといい……」

「だあああっーー!忘れて!」

愛梨の口を両手で一瞬塞ぐ。

「ぷはっ、、日奈さぁ、そんなに話せる子だったけ?」

「え、?」

「入学2日目にして大分打ち明けてきたね」

「そうかな……」

「第一印象、超大人しい子って感じだったよ」

「…うん…」