「楓さん!」


うるさい


「楓さんってば~!!」


しつこい


「楓さん!待ってよ~!!」


『なに』


無視されても全く懲りずに引っ付き回ってくる桐斗に素っ気ない返事をする







何でそんなに私ばかりに引っ付いてくるの

あなたには沢山の女の子達がいるはずじゃない。

何も私に拘る理由なんてないじゃない。

好きな女の子誰だって選び放題じゃない。