「な～ひなたぁ～」


「ん？」


「楓さん振り向かせる方法、なんかねぇかなぁ～」


切実な思いで問いかけると陽向は「ん～……なんかね～……」と言いながら首を傾げ頭をぽりぽり掻きながら考えこんだ


「やっぱないよな～……」



「あ！いっこ思い付いた！！」



さっきまで真剣な顔をしていた陽向がこっちを向き
飛びっきりの笑顔を見せた




「ありきたりだけど！！

楓さんに悪い男が絡んできてそれを桐斗が助ける！！


どう？！」


良い案だろと言わんばかりにキラキラとした目を向けてくる



「いいんだけどさ～

その悪い男はどうするの？」




「それは俺が用意する！」



任せて！と親指を立ててくる陽向








うまくいくといいけどな～