「ふふっ、びっくりしたよね。」
「は、い…」
びっくり、なんて言葉じゃ到底説明しきれないことが今日1日、いや、数時間で起こった。
中島さんだからって少し安心しているけど、そんな場合か自分?!?
銃撃戦に巻き込まれ、睡眠薬嗅がされて…
べ、ベッド!!!!
わたしは慌てて服の中をちらっとチェックする。
「あははっ、凛ちゃん、大丈夫だよ。俺、こう見えても寝込み襲ったりしないから!」
も、もしかして…あの爽やかな中島さん…意外と腹黒い…?
「あ、あの…えっと…あの…」
わたしはなぜここに…?
「ごめんね。でもね、凛ちゃんをそのままあそこに置いていけなかったんだ。」
それって…危なかったからってこと?
それなら…感謝すべきなのだろうか…
だけど中島さんは、わたしの予想をはるか超えたとんでもない言葉を発した。



