Darkest White

わああああああ!!

完全にこいつは………狂ってる。


慌てて暴れ出す私を哀れなものでも見るかのような表情で見下ろす悪魔。


さあ、どうするわたし。


この人の目は嘘をつかない。


このままだと完全にヤバイのではないか???


そもそも口を塞がれている私は完全に不利な状況だ。



なんだこいつ!


何がしたいのだろうか!?


「んんんなぁ!げほっ!ん!」


完全に私が逃げ出すスイッチオンにしたところで、悪魔は諦めたかのようにため息をついた。


「…チッ。」


軽く聞こえた舌打ちとともに、わたしの意識が遠のき始めるのを感じた。


体が重い。


最後に見たのは、白い袋と…あいつの驚くほど澄んだ真っ黒な瞳だった。