パタンと扉を背で締めて、震えるようにため息を吐く。


「は、はあ〜…。」


な、なんなんだ、今日は。

ちょっとおかしい。

いや、ちょっとどころかめちゃめちゃおかしい。


それにさっきの光もいつもと雰囲気違ったし…


なんか、…うーん、変な顔してた…


いつもの光だったらクールに、『ああ。』とか、『黙れ、』とかなんだけど…さっきは、なんか引き止めたいような…ってなんだこの自意識過剰め!!


一人で悶々と悩んでも答えはもちろん出ず、


さらにトイレに長すぎたら大の方かと思われる!


ってこんな今でもそんなことを気にするわたしは何も解決しないままトイレを出た。


(もちろん、一応本当にトイレには使ったけどね!←どうでもいい)



そんなこんなでいつもとはちょっと違う心境で朝を迎えるわたし。



今日は土曜日。学校はないし、バイトもない。


ってことは…一日中光のそばに…?


って、なに考えてるんだわたし。


光には光なりのお仕事があるんだから!


「よし!」


そう思ってドアを開けたら、壁に光が寄りかかっててぶっ倒れそうになった。


「ちょ、なにしてんの変態!」


「誰もお前に興味なんてねーよ。」


「は、はあ?」


「幼児、」


「わ、わあかったから!」


「今日は出かけるぞ。」


え。

いきなりの光からのお誘い。

何処いくのかな。。