〜 学校 〜

「あー疲れたー。」

俺は学校の椅子に腰をかける。

「あのねー、疲れたのはこっちの方何ですけど。」

隣の席のりかが言ってくる。

「相変わらず仲がいいわね〜。」

話しかけてきたのはりかの前の席ののぞみ。りかと親友なのだ。

「なにいってんの、やだよこんなやつ。」

「こっちもお断りだよ。」

俺はべーと舌を出す。

「うわっ嫌な感じー。」

「まあまあ落ち着きな。」

止めに入るのぞみ。

俺とりかはお互いふんっといってそっぽを向く。

なんだよあいつ。

いつも守ってやってんのは俺なんだぞ。

可愛くねーの。


「てゆかさー、この前私、先輩に告られたじゃん?もうその先輩から一切連絡こないんだよねー。校舎違うから合わないし。」

「えー、なにそれ。」

「でしょー???」

ふっ、やっと諦めたかあのたらし男め。

と、俺はりか達に見えないようにガッツポーズした。

「なににやけてんのよ、あ、なんか知ってるでしょ??」

「し、しるわけねーだろ。」

と、冷静を保ったが、内心、心は焦りまくっていた。

「まぁ、いいや。私いつもこんなんだし。はぁ。」

それもそのはず、

俺はりかに告った虫どもは、すぐ消すようにしてるからな。