空side




いつもの時間
いつもの場所




陸と二人で待っていた






いつまでたっても海ちゃんはこなくて
寝坊だと思って家を尋ねた






チャイムを何回鳴らしても誰も出ない




困ってお母さんに言った





みんなが噂してる






その日は学校を休んだ




次の日も次の日も待っても待っても
海ちゃんは来ない





«どうして海ちゃん…ずっと一緒にいようって
お嫁さんになるって約束したのに…»




そんな時お母さんに言われた

” もう海ちゃんの事は忘れなさい ”


そんな一言では忘れられなくて
毎日毎日考えた




そしたら陸が言った


「海は空のことが嫌いになったんだよ!!
だから会いに来ないんだ!!」








うみちゃん…海ちゃん…!!
本当に僕のこと…





「ほ、ほんとだよ!海から聞いたんだ!
空のことなんて嫌いだって!
お嫁さんだってならないって!!!」






その瞬間僕は頭が真っ白になって何も考えられなかった



そして海ちゃんとの記憶を全て消した