私はお母さんとお父さんに無理を言って
高校は空と陸と一緒にいた地域にして
一人暮らしすることになった






お母さんとお父さんはとても心配していたけど…私は会いたい!
空と陸に会いたい






いつかを待っていたらダメ!!
自分から行かなきゃ…!!!



と心の中で叫んだ







会えるかな
会えるといいな
変わってるかな
覚えていてくれるかな
私のことをわかるかな?



希望と不安を胸に飛行機にのった







入学式を終えて教室に
黒板に貼られた座席表をみて席につくと







背の高い茶髪の男の子が隣に来た
陸と雰囲気が似た男の子






「うみ?うみだろ!?」




「りく!?嘘!変わったね!
会いたかった!!」









懐かしい陸にちょっとした話をして
空のことを聞いてみる









きっと私のこと空も待ってる
ずっと一緒にいるって約束…
守れなかったけど…また!!




期待は一瞬で打ち消された





「そらは…もう海のこと覚えてないんだ…」






自分の耳を疑った