伝えられなかった想い

「もう!里緒ちゃんと話し聞いといてよ。」



麻奈は呆れたような顔をして言った。


尚の方をちらっと見ると、麻奈と同じような顔をして私を見ていた。



胸がちくっと痛い。



「ごめん。ごめん。もう一回言って?」



「だからね、今日放課後に3人で遊ばない?」



麻奈は愛嬌のある笑顔を私に向けた。