唯斗「ん?」




私の足音に気付いたんだろう。




唯斗がゆっくりとこちらを振り返る。




が、




唯斗「ガハッ!!」




その時にはもう、私の拳が唯斗の顔面に届いていた。




唯斗は倒れた。




気絶とまでは行かないだろう。




「夏目、今すぐ救急車呼んで、組から出て」




夏目「う、うん」




夏目は、百合を抱えて外に向かって行った。




唯斗「いった」




「唯斗」