「私の家、組って言ったよね？」




七海「うん」




「私、お母さんが再婚しても、名字を鷹取には絶対変えない」




七海「え？」




「私さ、組も財閥も継がないといけないからね、月島って名字を変える訳にはいかないの」




七海「でも、それと学校で近付かないでって言う理由には繋がらないよ」




「まぁ聞いて。今、私は鷹取の屋敷に住んでるけど、それには大きな事情があるの」




七海「事情」




「うん。今、月島組は、白銀組って所に狙われてるの」




七海「え、でも、月島組って世界１だよね？」




「うん。でもね、白銀組は、警察が手出し出来ないようなレベルの危険な組なの」




七海「そんな」




「で、怖がらせたく無いんだけど、学校に、そこの若頭が転入したの」




七海「え！？」