気付いたら、普通に会話してた。

何となく、この人となら仲良く出来る、って思ったから。

でも、その時間もそろそろ終わりが近ずいてくる。

私がふと、時計台の時計を見ると。

午後11時を回っていた。

どれだけその人との会話に夢中になってたか良くわかる。

「あっ!俺もう帰らないと………」

「え。そうなんだね!あ、そうだ!」

私は、この人と友達になりたかった。

だから、

「はい!これ!」

「え?いいんですか?」

「いいよ!また、お話しましょ?」

連絡先を書いた名刺を渡した。

これなら、連絡出来るから。

また、・・・会話出来るから。